• 2024年2月22日

意外と知られていない、花粉症と喘息の関係

前回に引き続き、花粉症についてです。

暖かい日も少しずつ増えてきており、春が待ち遠しいですが、今週末はまた寒さが戻ってきており、なかなか体が寒暖差についていけていない院長です。

さて、今回はタイトルの通り、気管支喘息と花粉症の関係についてです。主に問題になってくるのが、花粉によるアレルギー性鼻炎です。この時期は黄砂などによる大気汚染も喘息を増悪させる原因となりますが、花粉の粒子(30-35μm)は黄砂など(5μm程度)と比べると大きいため、ほとんどが鼻や喉の粘膜でトラップされます。

鼻や喉で花粉がトラップされるなら、それよりも奥にある気管支には影響ないじゃない?

そもそも、鼻と肺の中の気管支はかなり離れているし、関係あるの?

と思われた方も多いと思います。

じつは、鼻と気管支には大きな関係がありまして、鼻炎があると、同じ空気の通り道である気管支の炎症が悪くなります。つまり、花粉症があると気管支喘息のコントロールが悪くなり、発作が起こりやすくなります。

『One Airway, One disease』というフレーズがあるくらい、耳鼻科や呼吸器内科を診療する医師にとって、アレルギー性鼻炎と気管支喘息の療法を治療することはとても重要なのです。

また、気管支喘息がある方はアレルギー性鼻炎を合併することが多く、7割程度の喘息患者さんが、アレルギー性鼻炎を合併しています。アレルギー性鼻炎があっても症状がそこまでひどくないと検査をしないとわからないこともあり、喘息のコントロールがなかなかつかない患者さんでは必ずアレルギー性鼻炎の有無の必須です。

ということで、喘息があって花粉症がある方はどちらもしっかり治療を行うことが重要ですねと前回と同じような結論で、今回のブログは締めとなります。

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