鼻をほじるとコロナに感染するリスクが上がる？

今回の記事もコロナに関する話題になりますが、ちょっと趣向を変えてみました（以下の鼻をほじることとCOVID-19感染について、真面目に考察している記事となります。興味がない、不快に思われる方はここで読むのを止めてください）。

今回はタイトルの通り、鼻をほじくるとコロナに感染する可能性と関連があるよ、という結果がPLoS Oneという学術雑誌に報告されていました。

この論文はオランダからの報告で、医療従事者を対象にした研究です。

この研究では、鼻をほじることや爪をかむこと、眼鏡をかけること、ひげを生やしていることなどの生活習慣とCOVID-19感染との関連を、医療従事者達に質問を行い、彼らの習慣とコロナ感染の有無から評価をしたものです。

結果ですが、鼻をほじる人とそうでない人ではコロナの発症率に差があり、3.8倍感染していたことがわかりました。

また、眼鏡をかけていることや、ひげを生やしていることとCOVID-19感染との関連はありませんでした。

ということで、当たり前の結果？として、鼻をほじるのはやめましょう！　という結論に至るのですが、この論文にはいくつか注意して解釈をしないといけない部分があります。

具体的には、COVID-19の診断がされた時期と、鼻をほじったかなどの調査を行った時期に約1年以上の間隔があったこと、この研究に参加した約半分の医療従事者しか質問に回答をしていなかった、鼻をどの程度ほじるのか（ほじる深さ、鼻くそを食べるかどうか・・・など）を調べていないなど、仮説を検証する上で弱いところがあるのです。

これらの点からも、鼻をほじる＝コロナ感染のリスクが上がるというわけではありませんが、おそらく、鼻をほじることとコロナ感染には関連があると思われます。

もちろん、関連があろうとなかろうと鼻はほじらないほうがいいですよね！

それにしても、鼻をほじることについてしっかりとデータを取って、論文として報告したオランダの先生方は凄いですね笑

とくに、オチもなにもありませんが、今回はこのへんで